この世界の片隅に(テレビドラマ) ネタバレあり
最初、正直観るか迷いました。
戦争の時代のお話は、嫌いではありませんが、どうしても悲しいのが耐えられなくて苦手なんです。
でも、そういう時代の話を知るべきとも思うし、次の世代へと伝えていかなければとも思うし。
原作が漫画で、その映画が話題になったのは知っていたので、とりあえず1話観てみようという気持ちでチャレンジしてみました。
始まってみると、戦争がメインのテーマというよりは、その時代に生きる広島の人たちの暮らしがリアルに描かれているドラマで、とても惹かれました。
特に最初の頃の、すずがお嫁にいく流れや、知らない土地で、姑や小姑と暮らしていくようす。この時代はこれが当たり前だったのかぁ、と妙に感心しながら見てしまいました。
比べることではないですが、
なんてあたしは楽チンな嫁なんでしょう!!
と思ってしまったり(((^_^;)
家族と遠く離れ、知らない土地であまり知らない人と結婚。そして義理の両親と同居。
朝早くから嫁が家事をして、たくさん気を遣って心身共にへとへとで、10円ハゲまでできてしまう始末。。
私なんてもちろん義理親とは別居だし、自分の実家の近くに住んでるし。
時代も違うし、ほんと比べることではないけど、義理の母からのLINEや着信がねーーとか、どの身が言ってんだか、と自分の悩みや置かれた環境の贅沢さに、ちょっと反省(((・・;)
そうそう、私の祖母が、自分が今の家にお嫁に来た時の話を、昔よくしてくれたんです。
遠い遠い島から都会へ。
船やらなんやら乗り継いで。
まだ顔も知らない人のところへ祝言をあげに。
花嫁衣装を着て、挨拶をしてようやく顔をあげると、そこには初めて見る旦那様の顔。
すごく印象的だったのは、その話をとても嬉しそうに話していたのと、そのおばあちゃんの顔が、恋する少女のようにとてもかわいかったこと。
すずも、何も知らなかった旦那様に対して、だんだんと恋心を抱くようになりますが、そんなシーンがおばあちゃんの話と繋がって、何だか胸がわくわくしました。
さて、そんな悠長なこと言っていられたのは、最初のうちだけです(T_T)
やはり戦争の時代のドラマです。
もう涙なしには観られません。。
私は戦争に関してまだ知識も少ないし、話も上手くないので、細かいことは語りませんが
理不尽な死、大切な人を失った絶望感。
観ているだけでも辛いです。やりきれないです。
でもいつか、もう少し子供たちが大きくなったら、この時代の話をしてあげようと思います。
私の祖母や、今は亡き祖父のように。
そして、このドラマも、最後まで見届けたいと思いました。
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